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池畔のシンメトリー “Lakeside Symmetry”
(六甲高山植物園にて屋外インスタレーション展示)

「明治初頭、居留外国人が山頂近くにある美しい三国池のほとりに初めて山荘を建て、避暑地とした。また同じ頃、 山頂の池から切り出した氷を麓まで運ぶ商人がいたという。 そのため山頂には多数の人造池が今でも点在している。池のある景観は六甲山頂の原風景と言えるかもしれない。
作品は、美しい植物の生い茂る植物園の森を背景に、水平に長く配置されたひとつのイメージである。
単に水面を写したように見えるイメージは、ある特別な視点に立って眺めるとき、実は現実の風景のシンメトリーであることが明らかになる。イメージは現実の風景と一体となり、幻の池畔が目前に現れる。
ふとした瞬間、見知らぬ池畔に出会うとき、わたしたちは六甲山の過去と現在の水際に立っているのだ。」

ROKKO MEETS ART 2012 | 9.15 – 11.25
お出かけの際は六甲山HPのお天気情報のチェックをおすすめします。山上の天気は予想がつきません。(霧の六甲なども雰囲気があっていいのですが。。。)